自分の行動パターンとして、定型化っていうことが異常に苦手だってのがあります。役所の手続きなんかはもう壊滅的にだめ。やること決まってて人が説明してくれてそのとおりにやるだけだから簡単だろと多くの人は言うわけですが、その定型化されてるっていうことが尋常じゃないストレスになります。そもそも定型的な作業がいくつか重なってきて、それがひとつの体系を構築している、みたいな状況だともう頭わーってなってなんにも入ってこない。役所の許認可関係とか税務とかですね、あれ、作る側には思想は必要であっても、施行される側には思想もなにもあったもんじゃないじゃないですか。体系とか思想とかなら理解できるんですが、実際の作業となるとてきめんだめ。
 逆に、達成すべき目標とか目的があって、そのためならどんな手段を使ってもいい、というような状況は非常に得意です。乱戦とか混戦には強い。で、その「手段」のほうに納得いかないかたちでの制約を加えられるとストレートに怒りになります。いいんだか悪いんだかって感じですけどね。でもまあ定型作業のほうは金さえ払えばやってくれる人はいるのに対して、乱戦混戦の状況のなかで勝っていくことって、金を払ってもだれもやってくれないか、もしやってくれる人がいてもとんでもない高額になるってのがあるので、俺はまあこれでよかったかもしれません。自分にできないことをできる人を見たときに、その人がなにを感じるかってことでは、ふつう嫉妬とかまあそういうのあるかもしれないんですが、俺の場合、自分ができないことが社会生活を送るうえで必要不可欠なことばっかりなので、ちゃんとできる人を見るとふつうに尊敬します。むしろそれをできない自分がだめ人間だと思ってしまう。
 どうやら世のなか、俺の型のような資質を持ってる人が少数派だってのはなんとなくわかってはいるんですが、かといって「できない自分」がいなくなるわけでもなく、こういうのはうまくいかないもんだなあと思います。