「紙の上の魔法使い」体験版やってる中。
 正直絵が微妙に趣味とずれるのと、登場人物のだれもが本心をいわず、それ自体が叙述トリックになってるような作品はあまり趣味ではないんですが、これはそれをぶち越えておもしろい。小さな物語を過不足なく書き大きな物語につなげるというライターの手腕が完全に信用できる感じです。雰囲気の薄暗さから、ミステリないしホラーものの空気もただよってくるんですが、既存のエロゲのフォーマットにきっちり乗っかってるあたりは俺みたいなユーザーにはわりと親切です。
 ひとまず夜子と妹の妃については極まったツンデレである以外に作品の成立のさせようがないです。なぜ彼女らがそういう態度を取るようになったのか、という理由の説明はあってしかるべきでしょうが、少なくとも妃に関しては家庭環境ということでそれはあらかじめ仕込まれている。あと金髪ロングなのでデレた瞬間に陥落する用意が当方にある。金髪ロングとオッドアイあらわれると無条件でかわいいと認識するこのまちがった回路をなんとかしてください。40年以上の時間を生きて、残った属性が金髪ロングとオッドアイだった、と考えるとなんだか空恐ろしい気もします。いやこの趣味、小学生のころからずっとそうなんだよ……。
 とにかくこの作品はおもしろいです。多汗少女とかそんなに黒髪が好きなのとかそういうのばっかり視野に入れてる場合じゃないけど女の子の汗の味はぜひ確認しておきたいなあと思いました。体液はすごい。

 

※追記

ただあれだ。あの、書き手の意志を予測しながら読むような読みかた嫌いなんだけど、さすがにあからさまに推理してくださいよとばかりに情報を隠蔽されると、それはそれで気になるわけですよ。よく仕事で忌み嫌われる言葉に「経営者目線で」って言葉がありまして、でも人はいくらそれを避けようとしても、門前の小僧も25年も門前に立ってりゃ習わない経のひとつも読んじゃうわけなので、どうしてもそういう場所に近づいていっちゃうのですな。悪くすると床屋政談なわけですけど。それと同様に、物語も30年以上摂取してると、どうしても「作り手目線」みたいなのが出てきてしまう。いい悪いの問題じゃなく、なかなかその陥穽からは逃れられないということです。それを忘れて熱中できる一瞬こそはすばらしいわけですけど。

 

※追記の追記

1章読み終わった。なるほど! ライターはミステリ好き! ならしょうがない! しかし妹による壁ドン(誤用)はどうなのか。そして夜子の立ち位置もまあ諒解した。しかしこの流れで個別ルートとかちょっと考えられないので、これは共通ルートこそが最大の読みどころであって、買ったら後悔するパターンなんだろうなあと思いました。メタ構造嫌いなんですけどね、背後の設定がしっかりしてるから、ちゃんとおもしろく読めます。こう考えると嫌いなものはメタなやりくちというよりは、舞台裏をばらすことのほうかもしれないです。それはそれとして日向はかわいかったです。あれはよいものだ。あと妹ちゃんが崩壊するときはもっと派手にやってほしかったです。先にオナニー必須だろ!! えろげなめんな!!! あと買っちゃうかもしれない……。

 

※追記の追記の追記

もういいや日記のエディタ画面開いたままでエロゲやろう。たまらん。一章の日向の描写があるので二章以降がすばらしい! あと関係ないけど夜子のぱんつすごいありがたい可能性ある。

 

※追記の追記の追記の追記

夜子デレるの早えなあ!! ああでもいいですよこの登場人物の心理を徹底して隠蔽していながら実はだれもひねくれてないわりと素直だっていうこの感じ。いいじゃないですか。たまんないですよこれ。そして理央がやべえ。まあこの流れだとホンモノってことはないにせよ、このネジぶっ飛んでる描写はちょっとやばい。

 

※追記の追記の追記の追記の追記

夜子のぱんつ来ました! でもあんまありがたくない感じの出現のしかただった! もっとひどい感じで出現してほしかった! どうも俺が考えるに、このぱんつのありがたさというものはぱんつの描写そのものにも関係があるのではないのだろうか。布がちょっと余ってるくらいの感じが個人的には好ましい。

 

※追記(中略)追記

3章まで読んできたが、これあれだよね、妃と主人公の関係そのものが魔法の本の影響下にあるとかそんな話どっかで出てくるよね。

 

※最終結論

買うしかない、ということになりました……ここまで用意周到なシナリオだとは思っておらなんだ……。